債務返済の繰り延べはできない

子供の頃から車が大好きで、車の免許を取って中古車を買い、毎日のようにドライブを楽しみました。
高校卒業後は自動車整備会社に就職。
男気溢れる社長や、厳しい先輩達に囲まれて車の整備の知識を身に付け、腕を磨きました。

40歳の頃、独立して自分の会社を持ちたいと思い始め、社長の力を借りながら起業に向けて準備を始めました。
起業をしたいとは思ったものの、貯金もそんなに多くはなく、株式会社日本政策金融公庫から融資を受けて、無事自分の会社をもつことができました。
ただ通称国金は審査基準が厳しく、知人の融資経験者などに相談しながら、何度も事業計画書を書き直し、やっと融資にこぎつけたのは辛くもいい思い出となっています。

自動車整備の中でも特にVIPカーが好きだった私は、地元にはあまりなかったVIPカー専門のドレスアップ・カスタムに特化した会社にしようと決めていました。
開業当時こそ、友達や今まで手がけた車のオーナー様がきてくれましたが、月日が経つにつれ依頼数は減っていきました。

それでも家賃と生活費。従業員の給与の支払い、融資の返済。毎月の資金繰りが厳しくなってきたのはこの頃です。
融資の返済さえなければ、事業で必要な部品などを購入することが容易にできるのに、と当時の私は考えていました。

友人達に相談すると、融資先に所謂『リスケ』元金返済を待ってくれるように頼めばいいと教えてくれました。
それを聞いた私は早速融資の担当者に『リスケ』をお願いにいきました。
でも答えは「少なくても10年先までの事業計画書と資金繰り表を見せてくれ」とのことでした。
まだ社員も多くなく、カスタム等も自分で手がけていたのでいたので、事業計画書に時間をとることができず、途方に暮れました。


開発費用にも使えるビジネスローン


事業に自信はあった。本当の急場が凌げた

そんな時、同業者から事業融資をしてくれる会社があると教えてもらったのです。
自営業者は新たな融資を受けるのは難しいと聞いていた私は、不安な気持ちで一杯でしたが、 今会社を潰すことはできないその一心で融資を申込みました。

結果無事融資を受けることができ、会社を存続することが可能になりました。
そして徐々にカスタムの依頼が舞い込むようになり、運がいいことにカスタムした中の一台が人気雑誌に載り、他府県からも依頼がくるようになりました。

あの時事業融資を受けていなければ、今の会社は倒産に追い込まれていたと思っています。

(自動車整備会社経営 42歳 男性)

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