準備は万端。自信も実力もあると信じていました

まだインターネット社会になっていなかった頃から、自分のサイトを持ち、web素材なども配布して、ネットライフを楽しんでいました。
やがてFLASH全盛期になる頃には、その道ではまあまあ有名になり、自分には才能があるのだと信じて疑いもしていませんでした。

やがてweb制作会社に入社し、クオリティーの高いサイトを作れることもあり、給料は一流会社のサラリーマンと同額ほどもらえるようになっていました。
仕事にもお金にも満足していましたが、web系の会社は残業が多く、身体はクタクタになっていました。

そんな中彼女の妊娠を期に結婚することになりました。
やがて愛娘が生まれ、娘と一緒に過ごす時間が欲しいという気持ちが多くなり、会社を退職することにしました。

在宅でもいいかとも思いましたが、優秀なデザイナーを数名知っていたこともあり、数ヶ月後には会社を作っていました。

会社設立にあたり必要な物はパソコンとソフト類。後は小さな事務所を借りるだけだったので、自己資金のみで会社を設立することができました。
もちろん、今までお世話になった方々への挨拶も順調にこなし、仕事をスタートさせる段階で既に数件仕事を頂ける状態にありました。
いいスタッフがいてくれるおかげで、他の会社にはできない、ハイセンスでSEOにも強いサイトを作成してくれると評判になり、 会社は順調に売上を伸ばしていました。

しかし世の中の移り変わりは激しく、クオリティーの高いサイトよりも、手軽で廉価なサイトを求める時代に変化していきました。
当社のスタッフは優秀。
当然支払っている給与も高く、段々と会社の財政状態は悪くなって行きました。
それでも給与や家賃、その他諸経費の支払いは遅れることはまだありませんでいた。


生活費の支払いにも使えるビジネスローン


大切な家族を守るためにある決断を

ですが、私の一番大切なものは会社ではなく家族です。
しかし、資金繰りの中で一番後回しにしていたため、その大切な家族の生活費を捻出するのが難しくなってきました。

私自身贅沢を望んでいるわけでもないので、家も車も庶民的なため、それらが生活を圧迫している訳ではなく、 本当に純粋に、食費や光熱費といった類のものが払えない状態になってしまったのです。

子供にも習い事をさせたい、と妻に相談された時は、笑顔で『いいよ』答えたものの、 心の中は焦りと嘘を吐いている罪悪感でいっぱいでした。
あの時の私は本当にうまく笑えていたのか自信はありません。

妻に迷惑をかけたくない。
その一心で、目の前にあるパソコンで『自営業 お金 ない』と検索しました。
出てきた結果は……

離婚。そんな文字が画面にありました。

ですが、そんなことはできない。私ももう一度キーワードを代えて検索しました
そして……

自営業者にも貸してくれる会社を見つけ、早速申込みました。
妻に生活費を手渡せた時はほっとしました。

でも安心はしてられません。
来月からは、今月分の売上+家庭の生活費。そして借金の返済分があるので今以上に頑張らなければなりません。

売上アップの為にはスタッフの協力が不可欠です。
正直に現状をすと、スタッフは『もっとイイ物を作ればいいだけ。任せてください』
と頼もしい言葉をくれました。

スタッフの頑張りもあり、依頼料以上のクオリティーをしてくれる会社だ!との評判で、売上は徐々に上向いていきました。

キャッシングしたのはあの1度きりですが、もしあの時諦めていたら、「お帰りさない」と暖かく迎えてくれる、妻と娘はそばに居なかったかも知れません。

web制作会社経営 45歳 男性

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