目算が甘かった社会保険の未払い

お菓子作りが大好きで、いつかは自分のお店を持ちたい。と夢をもって暮らしていました。
そんなある日洋菓子店を経営していた叔母がガンになり、お店を引き継いてくれる人を探しているのだと話してくれました。

これはチャンスだ。
洋菓子店に勤めたことや、ましてや経営に携わったことなどなかったのに、大丈夫だと意味不明の自信で 叔母の洋菓子店の引き継ぎを決めました。

『法人を作って経営した方がいいよ、稼ぎが出ても税金の節税ができるし、 それに信用性がますので融資も受けやすいよ』
と小さなサロンを経営している友達に勧められ、意味も分からず法人を作りました。

何人かスタッフを雇って、華々しく我が洋菓子店はオープンしました。
しかし、私は無知過ぎました。
知らなかったのです、スタッフの社会保険がとても高いことを。
そして、法人税なども赤字でも容赦なく払わないといけないこと。
決算時期には、税理士等にお金を払っても決算をしなけばならないこと。

優秀なスタッフと、叔母のお客様が引き続き贔屓にしてくださったおかげで、 仕入れ代金や、給与の支払いはこなせましたが、社会保険料の支払いと、税金を滞納する月が続きました。

社会保険の支払いにも使えるビジネスローン


社員に不安を与えるわけにはいかないという思いで

保険料や税金を滞納しても取立てが来るわけでなない、だから大丈夫。と勝手に思っていました。

しかし督促状を何度か無視していると、社会保険料の支払いを催促する電話がかかってきました。
そして『このままだと差し押さえをすることになる』と言われたのです。

お店の物を差し押さえられたら営業はできなくなるし、スタッフにも不安を与えることになります。
なんとかそれだけは避けなければならないので、どうにかして滞納分を支払う方法を探しました。

恥かしならがと父に相談すると、自営業者でもお金を貸してくれる会社を紹介してくれました。
そして
『もしこのお金を返せなくなったら、お店を閉めろ。その後の面倒は俺がみてやる』
と言ってくれました。

父の助言でお金を借りることにした私は、早速手続きに向かいました。
想像よりもスムーズにお金をかりることができ、無事滞納分を支払うことができました。

絶対に父に迷惑をかけてはならない。
まずは経費の削減に取り掛かりました。
今までは業者に頼んでいたチラシの作成を、デザインが得意な販売担当の子に受け持ってもらう。
スタッフに任せていた清掃などは自分でやって、残業代をださないようにする。

そんな小さな努力の甲斐あってか、徐々に利益が出始めて、今ではちょっとした有名店になっています。

あの時、借金をしてまでも滞納分を払ってよかったと心から思っています。

洋菓子店経営 33歳 女性

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